儚いけど夢は夢

家族と愛猫に支えられて・・感謝を忘れない

覚悟

9日(水曜日)仕事中の旦那から電話がありました


「今から次男が帰省するって連絡がきたよ


 多分、家に着くのは1時間後くらいになると思う」


ということでした



急な電話で


しかも想定外に


早い帰省でびっくりしましたが


それから急いで


次男が使う部屋を整えて


お布団を用意して


ご飯の準備を少し早めにして待ちました



ほぼ時間通りに帰ってきた次男と


いろいろ募る話をしていると


禰豆子さんが構って欲しいのか


鳴きながらすり寄ってきました


私は今一番のお気に入りの


”ネズミのしっぽ”という猫じゃらしを出して


次男に「これで遊んであげて」と言って渡しました



その後


ものの数分遊んでいたら


禰豆子さんが


その猫じゃらしの先っぽを噛んで


飲み込んでしまったのです



私はすぐ次男から


猫じゃらしを取って見たら


7.5㎝(約直径1ミリ、シリコン製)先の部分が


なくなっているのです(焦)


もう私はパニック状態になって
(腸内につまったら命が危険にさらされるかも・・)


仕事中の旦那にすぐ電話をしました


旦那は「今日はかかりつけの獣医が休診だから 
    近場でいいから
    手当たり次第に電話して診てくれるか聞いてみろ」
と言いました



旦那と話して少し落ち着いた私は


多分聞かれるであろう


おもちゃの素材と飲み込んだ大きさ(長さ)を


改めてきちんと測り


手当たり次第に電話をしました


でも


傍で見ていた次男が


自分の責任のように感じていたと思ったので


できるだけ次男の居ない部屋に行って


動物病院へ電話をしていましたが



それでも


次男はずっと私の後を追ってきて


気が付くと


すぐ傍で聞き耳を立てているのです



もちろん


禰豆子さんが一番心配なのですが



次男の性格上とても繊細で


今回のことで自責の念を感じてしまうのでは・・


そう思い、あえて笑って


彼には「何ともないよ、大丈夫だよ、平気だよ」そう伝えました


(本当は、居ても立っても居られなかったのに。。)



結局、その日は受け入れてくれる病院は見つからず


様子をみることにしました



でもその時、救いだったのは


禰豆子さんは至って元気でいてくれたことです



丸一日経った次の日の午後


禰豆子さんにご飯をあげたら


すぐ吐き戻して・・


何と、その中に前日飲み込んだ


おもちゃの端っこの部分が出てきたのです


もう嬉しくて歓喜の声をあげてしまいました(いや、大げさだろう・・)


一晩中最悪なことばかりが


頭に浮かんで


生きた心地がしませんでした・・・・・から(涙)



でも



その喜びも束の間でした


次の日


ご飯をまた吐いてしまって




その後も食べ物を与えると吐くの繰り返しで


それが丸一日続きました




誤飲したものは確かに吐き出したのだけど。。。


何が原因で食べ物を受け付けなくなったのか


見当もつかなくて


何件かの獣医師に電話で聞いて


言われたことは


「約25時間異物を飲み込んだままで
 胃で消化されず胃酸が過多に出てしまっているのではないか・・


 そうすると食べることで
 胃が刺激され又嘔吐を繰り返し
 それが胃にも負担を与えるので


 少なくとも丸一日何も与えないでください
 どうしても欲しがるのならチュールだけにしてください」


そう言われました


なので、更にもう一日


禰豆子さんの看病をすることに・・・




旦那と話をしたのですが


ひょっとしたら禰豆子さんは


他の猫と比べて


胃腸などが弱い子なのかもしれないね・・と


この二日間


禰豆子さんが急変したことばかりを考えては


辛くて泣いてばかりいたけど


ペットを飼うということは


いなくなることも覚悟しなくてはいけないと


それが


明日かもしれないし


一時間後かもしれない




私は禰豆子さんに癒されれば癒やされるほど


可愛くて可愛くて


愛おしければ愛おしいほど



いつか来る別れを思い浮かべていました



多分


私は我を失い


禰豆子さんの元へ行こうと(藻掻き苦しみ最悪なことを・・)


そうしかねないと


そう


思っていました



よくいろんな場面で


(命があって良かったね)という言葉を聞きます



私にしてみれば


それは


今まで生きてきた中で


幸せだと、自分が自分であることで充実感を


ほんの少しでも感じたからだと思います



私は今までも(今も)


私が私として生きていて良かったと


思ったことはありません


何かのきっかけで


私が私でいなくなれるのであれば


それが一番良い道だと感じています



例えばそれが


禰豆子さんとの別れだとしたら


私は迷わず


その道を突き進むと思います



それ程


禰豆子さんの存在は


私の全てで・・・

昨夜、チュールしか口にできない禰豆子さん・・・

何も食べれなくて


チュールだけだけど食べてくれることに


本当にありがたいと思いました

その後も、いつもになくお気に入りの場所で


じっとしている禰豆子さん

いつもは
もっとわがままで
元気に鳴くのに・・・


昨日は、殆ど鳴きもせず


このような姿でした(涙)


ごめんね、お母さんがすべて悪かったね


次の日(今日)ようやく


食べ物を口にしてくれて


吐かなくなりました


でも、まだいつもに比べると大人しくて・・



馬鹿げてると思われるかもしれませんが


私の命と禰豆子さんの命は同じです


少しでもあるべき姿で


元気に過ごしてくれることを


今も願っています