儚いけど夢は夢

家族と愛猫に支えられて・・感謝を忘れない

苦労の重さ

今日、お昼前


義母が『起きてる~?』と言って


インターフォンを鳴らした


玄関に出ると


シャンプー一式を持った義母がいて



私は『あっ   
   
   お風呂ためます?どうぞどうぞ使ってください』と


我が家へ義母を促したが



義母は


『いや、シャンプーだけさしてもらえればいいの』そう言って



洗面所で


シャンプーを終えた後


義母と珍しく



一時間程話をすることになった



他愛もない話を義母としているうちに


昔から何度も聞いた話を


義母は繰り返し私に話をした



今から60年以上前の話を何度も何度も




私は、初めて聞くように


義母の話を聞いていた



多分、義母は


私よりも何倍も


大変な嫁の頃の話を


ただ、ただ


誰かに聞いて欲しいだけなんだと


そう思いました



かつては、とても憎しみあった嫁姑の間柄だったけど



今は、義母の嫁としての母としての女としての


その半生にリスペクトしている私です



多分、私は彼女の足元にも及ばない


心低い人間なのだと


そう思うから



もし、私が姑になった時


義母ほどの、奥深い心根ではいられないと思う



嫁として嫁いで40年経った今


改めて気づかされます



私は、この家の嫁として


何も備わっていなくて


嫁いだことを


今更だけど思い知らされています



家柄もそうだし、人としても精神的にも


この家の嫁として


及ぼない人間だったと思えます



そして



私は、覚束ないまま還暦を迎えようとしています



今更だけど


ほんと、教えてよ~~もっと早く


私馬鹿だから、自分がどれほど


底辺の人間だってこと


わからずにいたよ~~!って言いたい




この年じゃ。。もう取り返しつかないけどね



ほんと


それは後悔しきれません




ていうか


シンプルに同じ年の義母と実母を比べてしまうけど



実母は私の欲目から言って


絶対義母より優れていると


ずっと思ってきたけれど


今冷静に思うと


義母の方が人として


遥か先を歩いている人だな・・と思える




これから先


今まで、怠ってきた嫁としての日々を


義父母に補えることが出来たらと思います