儚いけど夢は夢

家族と愛猫に支えられて・・感謝を忘れない

還暦になっても

五月で旦那は還暦(60歳)になったのだけど


旦那曰く


「五十代と六十代は(気持ちの持ちようとして)


 全然違うな・・本当に年寄りになったと思う」


らしいです



私ももうすぐ還暦


だけど


今もまだ人生手探り状態です💦




かつて亡き父は


「良い師に巡り合うことが、向上する一番の近道」と


教えてくれたけど



私の人生で


そのような人に巡り合えなかったのか


それとも


それを受け止める器が


私になかったのか


それは


わかりませんが




今のところ


私は自分より年下の人間に


教えられるものは何一つありません(笑)




ただ一つ私が言えることは


幼い頃から貧しくて


親に「お金 お金 お金がすべてで お金こそがお前の命なのだ」と


叩きこまれたのは


この年になり如何なものかと・・思います



綺麗事ではなく


お金が大切なことは十分わかります



でも旦那を見てて


時々思うのです



私と同じように(いえ、それ以上に)


貧しかった生活を送っていた旦那なんだけど



私とは”お金”の捉え方が


明らかに違います



旦那の家では


私たちが結婚する前に


義姉(長女)が結婚したのですが


その時に


義父は土地を売って


義姉の結婚資金を算出したそうです



義父が営んでいた万事屋は


万年赤字で借金さえありました



義母も働いてはいましたが


女性である程度年齢に達した人なので


それほど多くの収入はありませんでした



だけど


義父母は親戚付き合いは


とても派手で


食品についても


最上級を知り尽くしているのだと


常に豪語していました


そして


義母に関しては


高価な装飾品や化粧品を常に買っていましたし


こちらが目を覆いたくなるような


派手なファッションで身を包んでいました


多分、当時社交ダンスをしていたことも


影響していると思います



ある時


初盆の家を(屋敷で)回る時


黒のレースのシースルーのワンピースで行ったことがあります


その時は


いささかその恰好はいかがなものかと


旦那に問い質したら


「俺も恥ずかしかったよ」と言っておりました



でも


誰も何も言わない


多分親戚や兄弟は


言いたいことたくさんあったはず



そして


旦那はというと


いい意味でも悪い意味でも


お金に対して無頓着です



その日その時


自分が満足すればいい


そんな考え方です



今お互い還暦になって


どちらが幸せなんか


わかりません


だけど


私はその中間が一番(自分にとって)


いいのかな・・と思います



お金に執着し過ぎて


大切なものを見失いたくはないし


お金がなさ過ぎて


息子達に迷惑だけはかけたくはないと思う


もし


息子達に迷惑をかけるのであれば


私は喜んで天に召されます



だけど


そんな考えは良くなくて


それさえ息子達にしてみれば迷惑で



還暦を迎えるにあたり


精一杯私は私らしく


生きて


残された子供に迷惑をかけない


それが


今残された(大きな重い)課題だと


強く強く思います