儚いけど夢は夢

家族と愛猫に支えられて・・感謝を忘れない

亡き父の大好物

旦那が夕食時


『美味しい鰻食べに行きたいなぁ~
鰻はやっぱり老舗の有名店で食べるのが一番美味い」と何気に言った


私は唐突に
『亡くなった実父は、美味しいもの食べたことあるのかな?』と
言葉が滑り落ちた


別に旦那と父親を比べるつもりはなかったけど


私の記憶の中の実父は


下手くそな実母の料理に何一つ文句を言うこともなく


かと言って
外食に行くことも一切なく


実父の好物を結局知らぬままだったことに


今更気づく


多分、実父は何を食べるかではなく
誰と食べるかで
幸せであったと思う


だって
唯一幸せそうに笑う姿は


孫と一緒にご飯を食べている時だったから


そういえば


晩年、実父が言ったことだけど


この前
風邪を拗らせて(容態が急変して)
病院に着いた時、心臓が止まって
心臓を取り出して直接マッサージして蘇生したんだ
HAHAHA..


って


え?て思うこと


何でもないさ的な笑顔で話したことがあった


大正生まれの実父だからなのか


我慢することが美徳というより


我慢を我慢と思わなかったのかな?



私が食に興味ないのは


そもそも、そんな親に育てられたせいなのかもしれないな


だから


食にうるさい旦那や義実家と


そりが合わないの無理ないのかもしれないね


旦那の何気に言った一言だったけど


すっかり忘れていた実父のこと


思い出してしまった。。。。な